おくすり手帳をお持ちいただくことで以下のメリットがあります。
- 費用削減: お薬手帳を持参すると、薬局で支払う金額が安くなります。2016年から実施されていて、お薬手帳持参で自己負担額が10~40円安くなることがあります。ただし、同じ薬局へ6カ月以内に処方箋をもって行った場合で、大病院の門前薬局は除かれます
- 飲み合わせの確認: 複数の病院にかかっている場合、飲んでいるお薬を正確に伝えるのは難しいことがあります。お薬手帳を持参しておけば、それを渡すだけで正確な情報が伝わり、飲み合わせの悪いお薬を誤って処方されるリスクを防げます。
- 無駄なお薬の処方を防止: 似た作用のお薬でも多くの種類があり、名前が違うことが多いため、患者さん自身は知らないまま重複して飲んでしまっているケースが少なくありません。お薬手帳があれば情報が薬剤師さんに伝わり、無駄なお薬が重ねて処方されることを防止できます。
- 効果的な治療を受けやすい: お薬手帳は、患者さんの受けてきた医療の歴史でもあります。どのような病院でどんなお薬を処方されてきたか、変更の流れなどを見ると、医師にも患者さんの全体像が伝わりやすくなり、治療のときの参考になることがあります。
- 緊急時の効力: 大規模な自然災害などでは、お薬手帳が大きな効力を発揮します。被災者の方が自分が飲んでいる薬を覚えている場合は、医療側の対応もスムーズでした。非常時に持ち出す大事なもののひとつにお薬手帳も加えておきましょう
お薬手帳は、より安全で効率的な医療を受けるために活用できる重要なツールです。ぜひ持ち歩いていただくことをおすすめします。